🖋️2018-03-26 🔄2020-05-20
by shibanyan_1

1.予備知識、ハードウェア、ドライバ編 - TS抜き環境構築

ts抜き チューナー

##PlexチューナはPlexチューナ専用の項です。

更新情報
2017-04-01
  • フォルダ構成を修正
  • 2017-05-01
  • 他機種のBDAドライバのリンクを追加
  • 用意するものにBカスを追加
  • フォルダ構成の書き方を変更
  • 64bit版を試してみたので個々の項目の不備等を修正
  • readmeへのリンク集の項を追加
  • 2017-06-01
  • ハードの設定の項目を追加
  • 用意するものを修正
  • アンテナの調整について追記
  • 電源の設定に停電時の自動復旧について追記
  • コンパイラをVS2017に変更するとともに各種手順を修正
  • アンテナ給電時に専用のACアダプタが必要なことを書いていなかったので追記
  • 2017-08-01
  • Q3PE4発売
  • 2017-09-01
  • USB転送タイプのチューナのBonDriver_BDA改に関する記述に抜けがあったため修正
  • 2017-10-01
  • Fall Creators Updateで動作確認&記事の微修正
  • 2017-11-01
  • IT35系チューナのiniが間違っていたので修正
  • 2018-02-01
  • IT35系について詳しく
  • フォルダ構成を整理
  • 2018-03-01
  • startup.batでツイート時テキストファイルではなく環境変数を使用
  • 2018-07-01
  • PX-Q3PE4を導入したので、凡iniや電源オプションについて修正
  • 2018-08-01
  • BonDriverの項を整理
  • 2020-05-20
  • リンク切れを修正
  • はじめに #

    注意事項 #

    ※全て自己責任で行って下さい。責任は負いかねます。
    ※PCの電源を入れたままアンテナの抜き差しをするとチューナーが壊れるのでやめましょう。
    ※質問や不具合報告等があれば、記事の末尾のコメント欄に記入頂ければ、出来る限りフィードバック致します。
    ※Readmeを必ず読んでからはじめること。この記事はあくまでも補助です。

    Readmeの場所
    ・BDADriver:それぞれのBDAドライバに付属
    BonDriver_BDA
    BDASpecial-PlexPX
    BDASpecial-IT35
    TVTest
    TVTestVideoDecoder
    TvtPlay
    TVCaptionMod2
    EDCB
    EdcbPlugInのbin内に付属
    EDCB_Material_WebUI
    FFmpeg

    用語解説 #

    用語 解説
    TVTest デジタル放送再生・録画用ソフトだが名目上はデジタル放送汎用視聴プログラム実装研究資料である。最新版は0.9.0。開発版は0.10.0が出てるみたい。
    EpgDataCap_Bon EpgTimerと組み合わせて使用する録画モジュール。今回はTVTestを使用する。
    EpgTimer デジタル放送録画タイマーソフト。有志の派生版が複数あるが、今回はxtne6f氏版を使用する。
    MPEG-2 TS MPEG-2トランスポートストリームの略。MPEG-2コンテナを送受信するための形式。字幕等様々な形式のメディアをまとめて扱える。
    TS抜き コピープロテクト(CCI)をかける過程を無視して↑をそのまま保存すること。著作権保護されていないためキャプったり編集できる。ts抜きはコピープロテクトを解除してるわけではないので合法だが、市販のレコーダー等で解除して保存する行為(アクセスコントロールを解除してリッピングすること)は違法となる。
    EPG Electronic Programming Guideの略。デジタル放送で流れてくる番組情報など。
    Scramble 契約者だけが観られるように電波を乱す暗号.B-CASカードで解除できる。正しく復号されてないとブロックノイズが出たり飛んだり真っ暗になったりする。
    Drop tsパケットが抜け落ちること。ブロックノイズが出たり飛んだり真っ暗になったりする。
    B-CASカード デジタル放送の暗号を解く処理を担う。柔らかいのとか黒いのとかはやめておいたほうが身の為である。
    凡(Bon) Friio

    チューナ、アプリケーションの比較 #

    チューナー TS抜きできるPC用 TS抜きできないPC用 TS抜きできない市販の
    PCでTV視聴録画 -
    16:9以外のモニタ x
    著作権保護非対応モニタ x x
    USBDAC、USBオーディオインターフェース 使える 使えない -
    OSの設定で100%以外の拡大率 x -
    合法的にダビング10などの縛りを回避 ○(スクショや編集や複製が出来る,ただし私的利用のみ) x x
    毎週録画 キーワードや局で絞る自動予約登録機能(極稀に番組名が変更されると失敗する) 連ドラ機能(たまに失敗する) x
    番組検索をキーボードで x
    数日前の番組表 ○遡れる x x
    Twitterで録画通知 x x
    持ち出し再生 ○クラウドストレージから無限にストリーミング(アメリカではGoogleが自ら類似のサービスをやってるっぽい…流石自由の国) ○容量は端末に依存 ○容量は端末に依存
    TVTest 0.9.0 0.7.23
    ソースコードがGitHubに 公開されている 公開されていない
    キャプ画像を番組名などでフォルダ分け できる できない
    メモリーキャプチャプラグイン 入ってる 入っていない
    EDCB等 xtne6f-work-plus-s 人柱版10.66 TVRock
    ソースコードがGitHubに ある ない ない
    挙動 軽い ちょっとモッサリ 忘れたorz
    録画ファイル名 半角にできる 要外部処理 要外部処理
    番組検索時のアルファベットやスペース 大文字のみ可、スペースは不可(?)
    デザイン面 ボタンの大きさ等が使いやすい 番組表がデフォルトでは見づらい 個人的には使いづらかった
    同一TransportStreamを1チューナで連続して録画 できる できる できない
    TVTest.exeを使ってEPG取得や録画 できる できない できる
    EDCB_Material_WebUI 利用できる 利用できない -

    共通 #

    用意するもの #

    録画PC構成例(私の環境)
    OS Windows10 Home 64bit(April2018適用) Windows10 Pro 64bit(April2018適用)
    CPU Intel Core i5-6500
    ・録画鯖としては省エネ且つ十二分
    Intel Core i7-8700
    ・録画+エンコ+ゲームを同時にやりたかった
    ・x265やるならRyzenよりも…?
    GPU Intel HD Graphics 530
    ・iGPUで8ch同時視聴可
    ・デインターレース+ノイズ除去+QSV H.264 LA-ICQ:80fps(ffmpeg)
    Intel UHD Graphics 630
    ・iGPUで8K再生可
    ・デインターレース+ノイズ除去+QSV H.264 LA-ICQ:120fps(ffmpeg)
    RAM DDR4-2133 8GB
    (エンコに1/3~半分くらいもってかれる)
    DDr4-2666 32GB
    SSD SanDisk Ultra 3D 500GB SanDisk Extreme PRO M.2 NVMe 3D 1TB
    HDD - Seagate IronWolf NAS 4TB x2
    ・ケース開けていても静音なほど静音で驚いた、HDDは静かなんや…
    チューナ PX-W3PE rev1.3
    (安定している、生産終了)
    PX-Q3PE4
    (Minecraft高負荷時にDropするため、CPUに余力を持たせた)
    外付けカードリーダ ACR39-NTTCom
    ・W3PErev1.3の内蔵カードリーダは復号漏れを起こす為
    =
    ・Q3PE4の内蔵カードリーダは問題なかった
    ケース FractalDesign Define C FractalDesign Define R6 TG

    チューナ #

    一般のチューナとは違い、処理能力も然程求められないので、チューナを目一杯使用することができる。
    現在のPLEXのチューナは内蔵でも外付けでもUSBでデータの送受信を行っているので、USB外付けタイプでも変わらないだろう。
    あと個人的な意見だが、DTVをはじめると色々録画したくなるので、2チューナだと後悔するかもしれない。余裕があれば4チューナモデルを購入することをお勧めしたい。

    データ通信: PCIe / 給電: PCIe データ通信: USB / 給電: PCIe データ通信: USB / 給電: USB
    地デジx2
    BSx2
    PLEX PCI Express接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE REV1.3

    PX-W3PE REV1.3

    PLEX 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3PE4

    PX-W3PE4

    PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-W3U4

    PX-W3U4

    地デジx4
    BSx4
    PLEX社製 8チャンネル同時 地上デジタル・BS・CSクアッドチューナー  PX-Q3PE

    PX-Q3PE

    PLEX 地上波デジタル・BS/CS対応TVチューナー PX-Q3PE4

    PX-Q3PE4

    PLEX USB接続 地上デジタル・BS・CS対応TVチューナー PX-Q3U4

    PX-Q3U4

    地デジx5
    BSx1
    PLEX 地上デジタル・BS・CS対応5チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT5PE

    PX-MLT5PE

    地デジx5
    BSx1
    PLEX 地上デジタル・BS・CS対応8チャンネルマルチTVチューナー PX-MLT8PE

    PX-MLT8PE

    ・LNB電源供給用ACアダプタ(BS/CSアンテナを使っていて、他の機器で給電していない場合、分配器と併せて使用)
    例えば個人でBS/CSアンテナを設置して使用している場合、一般のTVやレコーダ等は電源を入れると同時に給電されるが、それらを使用していない時間帯等にTS抜きチューナ単体で給電したい場合はこれを使う必要がある。給電は1ヶ所で十分である。

    ・外付けカードリーダ(内蔵カードリーダで録画すると復号漏れで映像が途切れる場合)

    ・B-CASカード
    付属していないので他の機器で使っていたものを流用するか、https://www.b-cas.co.jp/ でB-CASカードの発行手続きを行う。

    ケーブル #

    同軸ケーブル #

    マスプロやDXアンテナがオススメ。出来る限り短くし、電源ケーブル系とは距離を離すこと。

    分波器 #

    集合住宅等で混合波の場合使用する

    分配器 #

    OS #

    ・Windows(サーバ用途なのでProがオススメ)
    ・QSV自動エンコードを行う場合、グラボを付けているならば内蔵GPUを併用するためWindows8以降のOSであること。

    CPU #

    ・ts抜き録画は低負荷(1チューナに対しi5-6500でCPU使用率数%)なので、然程のスペックは必要ない。
    ・QSV自動エンコードを行う場合、IntelのQSVが使用でき(coreシリーズが好ましい)、LA-ICQを使えなければ人権は無いを使用する為Haswel以降が好ましい。

    RAM #

    ・ts抜き録画は低負荷(1チューナに対しRAM使用率数十MB)なので、然程のスペックは必要ない。
    ・QSV自動エンコードを行う場合、メモリ速度が処理速度に大きく影響するため、DDR4が良い。

    ストレージ #

    ・ある程度の容量があるHDD又はSSD(生tsは結構サイズが大きい:30分アニメ≒2~4GB、映画・歌番組≒10~15GB、紅白≒25GB)
    ・SSDを使う場合、数~数十GBのファイルを扱うことになるため、MLC又はTLCでもキャッシュ周りが優秀なもの(HD Tune Proのスコアが安定しているもの)を選ばないとファイル移動や削除がままならず後悔します(戒め)。
    ・QSV自動エンコードを行う場合、足を引っ張らないようSSDが好ましい。
    https://nyanshiba.hatenablog.com/entry/2018/01/16/021634

    マザーボード #

    ・W3PE4、Q3PE4はデータ転送にUSB2.0を使用するので、内部USB2.0ピンに空きのあるマザボ(推奨)又は以下のようなパーツで対応(非推奨)。

    ・QSV自動エンコードを行う場合、マザボのチップセットがかなり熱くなるのでしっかり冷やして下さい。

    電源、ケース #

    ・夜間に動かす場合は静音についても考えた方が良い。
    ・ケチるところではない。

    電源の設定 #

    1.(停電対策)BIOSでAC電源喪失から電源復帰した後自動で起動するように設定。
    2.コントロールパネル又は設定→電源オプションで自動スリープをなしに設定。
    3.→電源の追加設定→プラン設定の変更→詳細な電源設定の変更→スリープ→スリープ解除タイマーの許可を有効(これをしないとスリープ復帰で録画できない。S3スリープが出来る状態にしておくこと。)また、IT35系(W3U4、Q3U4、W3PE4、Q3PE4)はドロップしないようUSBのセレクティブサスペンドをオフにする。

    Plexチューナ #

    ハードの取り付け #

    ※PCの主電源が落ちた状態で作業を行ってください
    1.チューナー又は外付けのカードリーダにB-CASカードを挿し込む。
    2.PCIExレーン(外付けタイプは拡張ポートでなくメインのUSBポート)にチューナーボードを挿し込む。W3PE4等はマザボのUSB2.0ピンにも接続。
    3.外付けカードリーダを使用する場合はB-CASカードの金属部がカードリーダの金属部にしっかり接触するように(裏返しかな?)挿して、カードリーダを取り付ける。出来れば拡張ポートでなくメインのUSBポートに接続すること。
    4.一戸建ての場合はプレクスのLNB電源供給用ACアダプタを取り付ける。

    BDAドライバ(TVチューナーのドライバ) #

    ※Plexチューナ用
    1.BDAドライバをDLして解凍(ここにないものはこの項を参考にしないで下さい)。
    PX-W3PERev1.3
    PX-W3PEV2.0
    PX-W3PE4
    PX-Q3PE
    PX-Q3PE4
    PX-PX-Q3U4
    PX-PX-W3U4
    2.Driverフォルダ内のBDAフォルダを開き、OSのアーキテクチャに合ったインストーラを実行。
    2'.Plex公式のようにデバイスマネージャから当てても良い。
    3.スタートボタンを右クリ→デバイスマネージャ→サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラにhogehoge BDA driverがあればおk。
    4.BS/CS用アンテナを使用していて他の機器で電源供給を行っていない場合は、必ずACアダプタを付けて、Utilityフォルダ内のLNBフォルダを開き、LNB_ON.regを実行して電源供給をする(ONの状態でアンテナの抜き差しをしないこと)。LNB_OFF.regでオフになる。再起動の必要はない。
    5.Utilityフォルダ内のISDB-T_LNA_Controlフォルダを開き、readmeを参考に調整(次の記事のTVTestの設定後正常に映らない場合等に実行する)。BS/CSの調節機能はW3PEには無い(必要な場合は増幅器や減衰器等で外部から調節)が、Q3PEにはある。
    ※Tは地上波を表し、SはBS/CSを表す

    放送波 目標数値
    地デジ 20~30dB
    BS 10~18dB
    CS 7~18dB

    BonDriver(radi-sh版BonDriver_BDA改)を入れる #

    ※Plexチューナ用の項目です。
    ※SはBS/CS、Tは地上波用のプラグインです。
    ※通常版とランタイム内蔵版がありますが、必要なランタイムを既に入れてあれば自ビルドを推sランタイム内蔵版を推奨します。
    ※TVTestとEDCB並びに各ドライバ、プラグインは必ず32bitか64bitどちらかに揃えて下さい。32bitの方がバイナリを揃えやすいと思います(私はx64で揃えています)。
    1.https://github.com/radi-sh/BonDriver_BDA/releases

    PCIe転送タイプのチューナ(W3PE、Q3PE) #

    2.BonDriver_BDA.dllをBonDriver_PlexPX_S.dll、BonDriver_PlexPX_T.dllにリネーム
    3.https://github.com/radi-sh/BDASpecial-PlexPX/releases
    4.内蔵カードリーダでスクランブル解除を行う場合のみ、BonDriver_PlexPX_T.ini、BonDriver_PlexPX_S.iniの5行目辺りをM2_Dec=1に書き換え保存

    USB転送タイプ(IT35系)のチューナ(W3U4、Q3U4、W3PE4、Q3PE4) #

    2.BonDriver_BDA.dllをBonDriver_IT35_S.dll、BonDriver_IT35_T.dllにリネーム
    3.https://github.com/radi-sh/BDASpecial-IT35/releases
    4.W3PE4、Q3PE4の場合はBonDriver_PX_x3U4_S.iniをBonDriver_IT35_S.iniに、BonDriver_PX_x3U4_T.iniをBonDriver_IT35_T.iniにリネーム。
    更に以下を参考にBonDriver_IT35_T.ini、BonDriver_IT35_S.iniを書き換える。

    W3PE4

    [Tuner]
    FriendlyName0="PXW3PE4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0"
    FriendlyName1="PXW3PE4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #1"
    Name="PX-W3PE4"
    UseSpecial="IT35"
    

    Q3PE4
    地デジが100dBになったり、BSが0dBになったりするのはこのiniを書き換えれば治る。

    [Tuner]
    FriendlyName0="PXQ3PE4 Multi Tuner ISDB-S BDA Filter #0"
    FriendlyName1="PXQ3PE4 Multi Tuner ISDB-S BDA Filter #1"
    FriendlyName2="PXQ3PE4 Multi Tuner ISDB-S BDA Filter #2"
    FriendlyName3="PXQ3PE4 Multi Tuner ISDB-S BDA Filter #3"
    Name="PX-Q3PE4"
    UseSpecial="IT35"
    DVBSystemType=2
    DefaultNetwork=2
    NotExistCaptureDevice=1
    SignalLevelCalcType=13
    StrengthCoefficient=-1
    StrengthBias=65535
    QualityCoefficient=100
    

    5.(TVTestやEDCBで)内蔵カードリーダでスクランブル解除を行う場合のみ:WinSCard.iniの内容をチューナに合わせる。
    必要なチューナのみコメント;が外れた状態にする。

    ; カードリーダーとして使用するチューナーのFriendlyName(PX-W3U4の場合)
    ; TunerFriendlyName="PXW3U4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0"
    ; PX-Q3U4/PX-W3PE4/PX-Q3PE4の場合は上記の行を消して下記該当行の先頭の";"を取り除く
    ;TunerFriendlyName="PXQ3U4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0"
    ;TunerFriendlyName="PXW3PE4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0"
    TunerFriendlyName="PXQ3PE4 Multi Tuner ISDB-T BDA Filter #0"
    

    6.TVTestでPX-W3U4/PX-Q3U4付属リモコンを使用する場合はcf.